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なぜ鹿児島では鳥刺しを食べるのか?安全性と食文化を県民目線で考える|「鳥刺し文化はなくすべき?」SNS炎上

鹿児島
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「鳥刺しは危険だからやめるべき」

最近SNSを見ていると、そんな意見を目にする機会が増えました。

実際に鳥刺し文化のない地域のインフルエンサーが、生の鶏肉を使った「鳥刺し風」の動画を投稿したことで議論になったり、

「生の鶏肉なんて危険すぎる」

「鳥刺し文化はなくした方がいい」

という声も見かけました😢

鹿児島県民の私としては、この話題を見るたびに少し複雑な気持ちになります。

なぜなら私は小さい頃から鳥刺しを食べて育ってきたからです。

お盆やお正月に親戚が集まれば食卓には鳥刺しが並び、特別な料理というより当たり前の存在でした。

しかし同時に、

「どんな鶏肉でも生で食べられるわけではない」

ということも知っています。

そこで今回は、鹿児島県民の立場から、

・なぜ鹿児島で鳥刺し文化が続いているのか

・鳥刺しは本当に安全なのか

・なぜ誤解が生まれているのか

について考えてみたいと思います。

👇鹿児島では鳥刺し文化が当たり前のように語られますが、実際にどのくらい日常的に食べられているのでしょうか。
県民目線で鳥刺し文化や購入できる場所についてまとめた記事もあわせてご覧ください。👇

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👇実際に鹿児島で鳥刺しがどのように販売されているのか気になる方は、
日置市の人気店を訪れた実食レビューも参考になると思います。
鳥刺し文化が今も根付いている様子を体感できる内容です。👇

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鳥刺しがSNSで炎上している理由

最近のSNSでは鳥刺しを巡る議論が盛り上がっているようですね。

発端のひとつは、鶏肉を購入し自宅で鳥刺し風に調理して食べる動画だったようです。
(多分、鳥刺し文化のない地域の人なのかもしれません)

これに対し、

「それは危険では?」

「鳥刺し文化を誤解している」

という声が相次ぎました。

さらに、

「そもそも鳥刺しなんて危険だから食べるべきではない」

という意見も出始め、鳥刺し文化そのものへの批判へ発展していったようなのです。

確かに生肉にはリスクがあります。

これは否定できません。

しかし私が違和感を覚えたのは、

「危険だから文化そのものを否定する」

という流れでした。

鹿児島県民にとって鳥刺しは特別な料理ではない

県外の方は驚くかもしれませんが、鹿児島では鳥刺しはかなり身近な存在です。

私も子供の頃から当たり前のように食べていました。

お盆。

お正月。

法事。

親戚の集まり。

そういった場には必ずと言っていいほど鳥刺しがありました。

そして今では信じられない話ですが、昔は祖母が自宅で鶏を締めていました。

実際にその光景を見てしまい、軽くトラウマになったという体験談も結構聞いたことがある位、昔は各家庭で鶏を飼っていることも珍しくありませんでした。

新年のご馳走として食べる文化もありました。

もちろん現在はそんな時代ではありません。

今はスーパーや精肉店、鳥刺し専門店で購入するのが一般的です。

しかし鳥刺しが身近な食文化であることは今も変わっていません。

まず知っておきたい「鳥刺し=生の鶏肉」ではない

今回の炎上で一番気になったのはここです。

鳥刺し文化がない地域の人の中には、

「スーパーで買った鶏肉を少し炙れば鳥刺しになる」

と思っている人もいるようです。

しかし鹿児島県民からすると、それは全く別の話です。

鳥刺しとして販売されている商品は、一般的な鶏肉とは処理方法が異なります。

衛生管理や温度管理を徹底した上で提供されています。

少なくとも、

「普通の鶏肉を買ってきて生で食べる」

という感覚ではありません。

この違いがあまり知られていないように感じます。


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なぜ鹿児島では鳥刺し文化が残っているのか

鹿児島では昔から養鶏が盛んでした。

また武士文化との関係を語る人もいます。

歴史的背景には諸説ありますが、とにかく長年にわたり鳥刺しを食べる文化が根付いてきました。

そして重要なのは、

「文化が続いてきたからこそ安全対策も発展してきた」

ということです。

ただ何となく生で食べているわけではありません。

鳥刺しを提供するためのノウハウや衛生管理が積み重ねられてきたのです。

だからこそ今でもスーパーで普通に販売されているわけです。

鹿児島では行政も鳥刺しの安全確保に取り組んでいる

実は鹿児島県では、生食用食鳥肉の安全確保について独自の衛生基準を定めています。

鹿児島県のホームページには「生食用食鳥肉等の安全確保について」という資料も公開されており、生食用として販売される鶏肉について、

・食鳥処理場での衛生管理

・加工方法

・保存温度

・表示方法

などの基準が示されています。

例えば、生食用食鳥肉は糞便系大腸菌群やサルモネラ属菌、カンピロバクター属菌などが陰性であることを目標とし、処理工程における二次汚染防止や温度管理についても細かく定められています。

また県では、

「一般的に食肉の生食には食中毒のリスクがあること」

「子どもや高齢者、抵抗力の弱い方は生食を控えること」

も明記しています。

つまり鹿児島県も、

「絶対安全だから好きに食べてください」

という考えではありません。

リスクがあることを前提に、そのリスクをできる限り減らすための衛生管理が長年続けられているのです。

生食用食鳥肉等の安全確保について
生食用食鳥肉等の安全確保について:

それでもリスクがゼロになるわけではない

ここは誤解してほしくない部分です。

私は鳥刺しが好きです。

しかし、

「鳥刺しは絶対安全」

とは思っていません。

生食にはリスクがあります。

これは事実です。

どれだけ管理されていてもリスクを完全にゼロにすることはできません。

だからこそ、

体調が悪い時

高齢者

小さな子ども

免疫力が低下している人

などは特に注意が必要です。

実際、私の妹家族は鳥刺しを食べません。

大学生の姪も一度も食べたことがないそうです。

理由はシンプルで、

「食中毒が心配だから」

とのこと。

それもひとつの考え方だと思います。

食べるか食べないかは個人の判断です。

私が「鳥刺しをやめるべき論」に違和感を覚える理由

私は鳥刺しが苦手な人を否定するつもりはありません。

食文化には地域差があります。

納豆が苦手な人もいます。

くさやが苦手な人もいます。

馬刺しが苦手な人もいます。

それは当然です。

でも、

「自分が苦手だから無くすべき」

となると話は別です。

鹿児島で長年親しまれてきた文化を、

外から見た印象だけで否定されると少し寂しい気持ちになります。

食べたくない人は食べなくていい。

それでいいと思うのです。

でも「放っておけばいい」とも思わない

一方で、

「好きな人だけ食べればいい」

で済む話でもないと思っています。

今回SNSで見かけた意見の中で、

私が最も納得したのはこの考え方でした。

もし誤った知識で鳥刺し風のものを作り、

食中毒が発生したらどうなるでしょうか。

その人自身の問題であるにもかかわらず、

「鳥刺し文化は危険」

「鹿児島の鳥刺しは危ない」

という印象が広がるかもしれません。

だからこそ、

ダメなものはダメ。

鳥刺しは何でも生で食べられるわけではない。

そうした正しい知識を伝えることは大切だと思います。

鳥刺し好きの鹿児島県民として思うこと

私は今でも時々鳥刺しを買います。

でも毎週ではありません。

月に何回も食べるわけでもありません。

なんとなく食べたくなった時に買う程度です。

そして私のお気に入りは意外にもスーパーのタイヨーです(笑)

もちろん有名店もたくさんあります。

江口蓬莱館。

佐藤精肉店。

肉の大野屋。

その他にも人気店は数多くあります。

それでも私は気軽に買えて美味しいタイヨーの鳥刺しで十分満足しています。

鳥刺し文化というと特別なものに聞こえるかもしれません。

でも鹿児島県民にとっては、

「今日は刺身にする?」

「鳥刺し買っとく?」

くらいの日常だったりするのです。

まとめ

鳥刺しを巡る議論を見ていて感じるのは、

賛成派も反対派も、お互いの前提が違うまま話していることが多いということです。

鹿児島で販売されている鳥刺しと、

一般的な鶏肉を生で食べることは同じではありません。

また、だからといってリスクがゼロになるわけでもありません。

大切なのは、

「危険だから全部ダメ」

でもなく、

「昔から食べてるから絶対安全」

でもなく、

正しい知識を持つことだと思います。

鹿児島で長く受け継がれてきた鳥刺し文化。

好き嫌いはあって当然です。

ただ、その文化がなぜ続いてきたのか。

どんな管理のもとで提供されているのか。

その背景も知った上で議論してもらえたら、鹿児島県民として少しうれしいなと思います。

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