※この記事は、ほぼ日手帳アプリを否定する目的ではありません。
私自身が感じたちょっとした不安や気づきをきっかけに、調べてみた内容をまとめたものです。
「安心して楽しく使うために、知っておくといいこと」を共有したい、そんな気持ちで書いています。※
手帳が大好きな私なのですが、毎年「買ったら満足してしまう」タイプで、アナログの手帳を有意義に活用できたことは正直少ないです。
でも、スマホのスケジュール帳やメモ帳なら「ちゃんと書ける」不思議😀
そんな私が気になったのが、 ほぼ日手帳アプリ。
デジタルなら継続できそうな予感がして、公開とほぼ同時にiPhoneにインストールしました。
ところが、起動直後に「これだけ権限が必要なの?」とビビってアンインストールしてしまったのも事実。
位置情報、写真、ヘルスケアデータ――手帳としては魅力的だけど、プライバシーやセキュリティが気になって仕方ない。
私と同じようにその不安を抱えている“手帳好き女子”のために、今回は「ほぼ日手帳アプリのセキュリティ・プライバシー面」を調査し、安心して使えるようにわかりやすくご紹介します。
データの暗号化・取得情報を公式で確認

写真はイメージです。
まず安心材料として、ほぼ日手帳アプリの公式ヘルプやプライバシーステートメントにおける「セキュリティ/プライバシー」の記述を確認しましょう。
公式ヘルプの「データのセキュリティ対策について」には、写真・位置情報などユーザーの個人データを「暗号化して保存」しており、政府・金融分野でも用いられる強度の暗号、ユーザーごとの鍵、多層防御などの管理体制がある旨が記されています。
また、プライバシーステートメントには、入力フォームに SSL を用いた暗号化、アクセス制限・ログ記録・不正アクセス防止策などが明記されています。
取得される個人情報の項目には、ニックネーム・メールアドレス・位置情報・ヘルスケア情報・投稿コンテンツなど多岐にわたることも公式に記載されています。
これを読むと「ほぼ日手帳アプリはセキュリティ・プライバシーに対して一定の配慮を公式に公開している」と言えそうです。
ただし「取得される情報量が多い」という事実も同時に受け止めるべきポイントです。
私自身、写真や位置情報・ヘルスケアデータなどがアプリにアクセスできるのを見たとき、「一般人の私のデータなんて…」と思いながらも、「でもやっぱり不安だな」という気持ちになったのも正直なところです。
レビューにも「セキュリティ的に一抹の不安が残る…」という声がありました。
ですので、この段階では「安心できる要素あり」「でも完璧ではない・個人での設定が鍵」というのが率直な私の評価です。
権限やバッテリー消費・使い方の注意点

次に、使っていく上で特に注意したい「権限」「バッテリー消費」「使い方」のポイントを見ていきましょう。
私がインストールしてすぐ感じた「え?こんなに権限いるの?」という違和感も、実際にレビューやヘルプで指摘されている通りです。
公式アプリストアの説明には「位置情報、写真・動画、ヘルスケア情報、カレンダー連携などがデータとして収集・保存される可能性があります」旨が記されています。
たとえば位置情報については、App Store側で「使用中に限らずあなたの位置情報を利用する場合がある」との記述があります。
そのため、スマホで移動しているだけでアプリが「今日どこにいたか」を自動で記録する機能が働くわけですが、それが「バッテリー消費が早い」というレビューにもつながっています。
実際、Androidのストア説明に「バッテリー駆動時間が短くなる可能性があります」と明記されています。
また、ヘルプの「推奨環境について」には、Android 14以上/iOS 16以上という記載も。
端末の世代・OSのバージョンが古いと動作が重くなったり、余計な負荷がかかる可能性も考えられます。
使い方として私が感じたのは、「記録をスマホ任せにすると“自動で集まるデータ量”が思った以上に多くて、それをどう扱うか・設定をどうするかがポイントになる」ということ。
レビューには「写真を勝手にアップロードしてしまう」「不要な写真やスクリーンショットまで取り込まれて面倒」などの声もありました。
たとえば、実際のレビューの中には「アプリに子どもの写真までアクセスさせてしまうことに不安を感じる」というお母さんの書き込みもありました。
これ、すごくわかる気がします。
日々の成長記録や、ちょっとした家族の写真をスマホで管理している人にとって、“どこまでが安全なのか”って本当に悩ましい問題ですよね。
「ほぼ日手帳」はもともと“日々を大切に残す”ことをコンセプトにしているからこそ、そのデータが家族や自分のプライベートな部分と密接につながっている。
だからこそ、慎重になってしまうのは自然なことだと思います。
私自身も、スマホのアルバムに大切な写真がたくさんあるので、アプリが自動でアクセスできる設定になっていると知ったときには、少しドキッとしました。
「便利さ」と「安心」はいつも隣り合わせですが、まずは“必要な範囲だけ許可する”というスタンスが大切ですね。
ですので、もし使うならば、アプリインストール直後に「写真・位置情報・ヘルスケアデータ・カレンダー連携」などの設定を見直し、「自動取得をオフ or限定的に」「不要な情報を記録しない」という設定をすることを強くおすすめします。
私自身、最初の違和感を無視せずアンインストールしてしまったように、「手帳アプリだから安心」ではなく、「自分の人体・行動データを扱う“記録アプリ”だ」という視点を持つことが大切です。
無料プラン・レビューから見る実際の使い勝手とセキュリティ視点

最後に、「無料で使えるの?」「実際のユーザーはどう感じているの?」という点を、セキュリティ・プライバシーの観点も交えて見てみましょう。
公式ヘルプでは、ほぼ日手帳アプリの基本機能は無料で使えると案内されています。
つまり「まずは登録・試してみる」「記録をどこまで自動で集めるか・どこまで手動にするか」を判断できるわけです。
レビューでは「無料版でも十分楽しめる」「手帳として使いやすそう」という肯定的な声も一方で、「自動取得が多すぎて自分で整理しきれない」「バッテリー減りが早く感じる」「不要なカレンダー連携までしてしまった」といった、不安・懸念の声も出ています。
セキュリティ・プライバシーの視点で見ると、ユーザーの声として「どこまで連携すべき?」「自動取得される位置情報/写真/ヘルスケアデータが必要以上に収集されているのでは?」という不安が実際に出ています。
私もまさに「写真などプライバシーに関するものも多かったので不安に感じ、アンインストールした」側の人間です。
とはいえ、運営の公式対応も見られ、「仕様の変更を検討しています」という言葉もレビューの返信で出ていました。
そのため、実際に使うなら「無料版で試す」「設定で何を許可するか・何を許可しないかを自分で選ぶ」「定期的にデータをチェック・整理する」というスタンスが安心です。
もし「記録をとにかくスマホに任せて振り返りたい」「手帳を書く時間を自分で立ち上げたい」という方なら、機能面で魅力的ですが、「プライバシー重視」「情報は最小限で安心に使いたい」という方は、許可設定を絞ることを優先すべきです。
まとめ
ほぼ日手帳アプリはとても魅力的でおもしろいアプリです。
ですがセキュリティやプライバシーに関して不安を感じている人も少なからず存在しています。
まとめると、公式に「暗号化保存」「SSL通信」「アクセス制限」などが記載されており、セキュリティ対策の根拠が見える点は安心材料です。
一方で、取得する情報量(位置情報・写真・ヘルスケアデータ・カレンダー連携など)が多く、実際に「バッテリー消費が気になる」「不要な情報まで取り込まれてしまった」といったユーザーの声も少なくありません。
ですので、あなたが「手帳を続けたい」「スマホで日々の記録も残したい」と思っているなら、まずは無料版で試してみて、起動直後に権限設定を必ず見直してください。
「写真・動画」「位置情報」「カレンダー連携」は“必要最低限に設定”しておくことが、不安を減らして安心して使うためのポイントです。
そして、「いつでも設定を戻せる/記録を削除できる」ことも覚えておくと、安心感が増します。
もし「この機能だけ使いたい」「このデータは記録したくない」と感じたら、そうした設定もぜひ活用してくださいね。
手帳好きなあなたが、安心して「続けたくなるデジタル手帳」に出会えますように。
※この記事は、2025年10月時点の情報をもとにしています。
アプリの仕組み方針は今後変わることもあると思うので、最新情報は公式サイトでのご確認をおすすめします。
私自身も、ほぼ日手帳アプリの世界観や発想が大好きです。
この記事が、同じように気になっている方の小さな安心につながればうれしいです。※
