最近、モバイルバッテリーが発火・火事につながったニュースが多く、不安に思われている方も多いのではないでしょうか。
日常的に使うスマホやiPhoneに欠かせないアイテムだからこそ、安全性が気になりますね。
この記事では、なぜ発火するのか、その確率や予防策、正しい処分方法まで、信頼性の高い情報をもとに、女性目線でわかりやすくまとめました。
読んでいただければ、モバイルバッテリーと安全に付き合うヒントが得られますよ。
モバイルバッテリーの発火・火事はなぜ起こる?原因と確率を解説

写真はイメージです
モバイルバッテリーが発火する原因は主に「内部セルの異常」です。
リチウムイオン電池は構造上、加熱・衝撃・過充電などが引き金で「熱暴走」し、短時間で燃え広がる危険性があります。
特に粗悪品や規格外の中国製ノーブランド製品では、内部保護回路が省かれているケースがあり、発火リスクは高まります。
また、「使用中の膨張」も見過ごせません。
発火前のサインとして、モバイルバッテリーが膨らむ現象があります。
これは、電池セル内でガスが発生している状態で、時間差で発火・破裂する可能性があるため、膨張したら速やかに使用を中止し、安全に処分することが大切です。
では、発火事故の確率はどれくらいなのでしょうか?
具体的な数字は公表されていないものの、JEMIC(一般財団法人 日本電子機器補修協会)などの調査では、リチウムイオン電池全体で数万台に1件の割合との報告も。
ただし、「火力や規模」は不明確で、万が一事故が起きると被害が大きいため、注意が必要です。
信頼できるブランド製品を選び、膨張や異臭、過熱などのサインに敏感になることで、かなりの事故は防げます。
「安さ」だけで選ばず、安全性を重視した製品選びが第一歩です。
安全に使うために押さえたいメーカー・飛行機持ち込みルール

信頼できるメーカーのモバイルバッテリーなら、安全性が格段に高くなります。
大手メーカー(Anker、RAVPower、Belkinなど)は、JIS規格やPSE認証を取得し、過充電・短絡保護といった安全回路を搭載しています。
公式サイトやパッケージで「PSEマーク」「安全回路搭載」「US規格」などを確認しましょう。
また、旅行先で飛行機に持ち込みたい場合、IATA(国際航空運送協会)規定では「リチウム電池(リチウムイオン電池を含む)」は機内持ち込み手荷物に限られ、容量(Wh数)制限もあります。
一般的なモバイルバッテリー(5,000mAh~20,000mAh)はほとんど15Wh以下で問題ありませんが、念のため「Wh換算(mAh×電圧÷1,000)」しておくと安心です。
特に大容量モデルを選ぶ際は、公式サイトの容量表記をチェックしてください。
メーカーのサポート対応や、公式リコール情報を定期的に確認する習慣を持つことで、安全性の高い使い方ができます。公式SNS・メールでのリコール案内チェックもおすすめです。
モバイルバッテリーの捨て方・寿命目安・膨張してしまったときの正しい処理方法
モバイルバッテリーには寿命があります。
一般的には使用回数300~500回が目安で、それを超えると内部劣化が進み、膨張や発熱などの不具合が生じやすくなるとメーカーが明示しています。
公式サイトの商品説明やレビュー欄に「約300回充放電でバッテリー性能が〇%低下」といった記載が見られます。
使用していて「熱くなる」「膨張する」「異臭する」「充電時間が極端に長い」などの症状があれば、すぐに使用を中止してください。
特に膨張は、電池構造内部でガスが発生しているサイン。
触らず、通気性の良い場所で放置したうえ地元自治体の「電池・小型電子機器の回収ステーション」へ持ち込み、適切に処分しましょう。
自治体によっては危険物扱いのため、混合ゴミでは回収不可なケースがあります。
また、航空会社では廃棄を推奨しない場合もあるので、まずは購入先・販売メーカーに返送可能かを問い合わせるのが望ましいです。
一部メーカーでは「使用済バッテリー回収プログラム」を実施しています。
鹿児島市でのモバイルバッテリーの正しい捨て方は?

モバイルバッテリーは火災の原因にもなりかねないため、正しく安全に処分することがとても大切です。
鹿児島市では、これまで「どうやって捨てればいいの?」と戸惑う声も多く、自治体によって案内が異なることもあるため、混乱してしまう方も少なくありません。
実際に私も、バッテリーの膨張を経験した際に市の窓口へ問い合わせたところ、回答が曖昧で不安になった経験があります。
そこでここでは、鹿児島市における最新の処分ルールや、安全に捨てるためのポイントをまとめました。誤って一般ゴミに出してしまう前に、ぜひ一度チェックしてみてください。
🗓 2025年1月から「月1回の回収日」がスタート!
鹿児島市は2025年1月13日から、リチウムイオン電池やモバイルバッテリーを含む充電式電池・小型電化製品を毎月1回、地区別に収集するルールを導入しました。
👉 対象:モバイルバッテリー、電子たばこ、小型扇風機など(25cm以内の製品)
👉 出し方:月1回の「電池・乾電池・電球など」の回収日に出す
通常の「不燃ゴミ」に混ぜて捨てるのではなく、この指定日の収集に合わせて出すのが正しい方法です。
もし対象日に出しそびれた場合でも次の選択肢があります👇
🔁 回収協力店&市設置の「小型家電回収ボックス」の活用
もし対象日に出しそびれた場合でもいろいろな所に設置してある「小型家電回収ボックス」を活用することで安全に正しく捨てることができます。
JBRC(充電池リサイクル協力店)
製品そのまま(絶縁処理をして)JBRCマークのある協力店のボックスに投入することが可能です。
「ヤマダデンキ 鹿児島」で検索してみたところ、ビックカメラやヤマダデンキなどの電気店にありました。
鹿児島市設置の回収ボックス
市役所や商業施設、図書館など、身近な場所にも複数設置があります
私は伊敷支所で見かけました。
電池を取り外せない製品も含め、小型家電全般が投入できるということです。
※投入前に電池の端子部に絶縁テープを貼るのが安全です。
⚠️注意
以前(と言っても去年末)私もモバイルバッテリーが膨張してた為、電話で正しい捨て方を確認したのですが「普通ゴミで出して」と案内されたんですね。
でもこれは、最新ルール(2025年1月導入)より前の古い情報で、また担当者ごとの知識差の可能性があります。
現在は「月1回収集日」または「協力店・回収ボックス利用」が推奨されていますので、普通ゴミは避けたほうが安心です。
リスクを減らすために、ぜひ正しいルートで出してくださいね。
📝おすすめアクション
👉 1. まずは回収日のスケジュール確認
市の広報紙・自治体サイト・分別アプリ「さんあ〜る」などでチェック
👉 2. 回収日に出すがベスト!
膨張して危険な状態なら、無理せずJBRC協力店や回収ボックスへ
👉 3. 絶縁テープ貼って安全対策
ショート・発火防止のために必ず実施しましょう
まとめ
モバイルバッテリーの発火・火事のリスクは決してゼロではありませんが、安全に使うための知識と対策を持つことで、日常の不安要素を大きく減らせます。
「信頼できるブランド選び」「定期的に状態をチェック」「膨張や異変があれば即使用中止」「自治体・メーカーのガイドに沿った処分」。
これらを実践することで、あなたも安心してモバイルバッテリーと付き合えます。
まずは、現在使っているバッテリーの状態を見直してみませんか?
そして「信頼のある新しい一台」を選ぶ際には、安全回路とPSEマークを必ずチェック。
安心と便利さの両立を目指して、日々のモバイルライフをより豊かに楽しみましょう😊