ラブブ(LABUBU)は、中国のアートトイブランド「POP MART(ポップマート)」から出ている、ウサギみたいな耳とギザギザの歯が特徴の“ブサカワ”なデザインが人気のキャラクターグッズです。
いまや世界中で大人気で、ブラインドボックス形式で買えるワクワク感や、セレブやアイドルが持っていることで一気に注目度が上がっています。
お店ではすぐに売り切れてしまったり、転売でプレミア価格になったり…。
さらにSnowManのメンバーが持っていたことでもSNSで話題になりました。
ただ、残念ながら偽物も出回っているそうで…。
この記事では、ラブブの魅力やプレミア化の理由、そして偽物を避けるコツなどを、わかりやすくまとめてみました。
ラブブとは?世界的ブームの背景
ラブブは、香港出身のアーティスト・カシン・ロンさんが2015年に作ったキャラクターシリーズ「ザ・モンスターズ」に出てくるモンスターのひとつ。
ウサギみたいな耳と、ちょっと不思議で妖精っぽい顔立ちが印象的な“ブサカワ”な存在です。
かわいさと奇妙さのバランスが絶妙で、すぐにファンの心をつかみました。
2019年にPOP MARTがロンさんと独占ライセンス契約を結んでからは、本格的に商品が展開されるようになり、ぬいぐるみやバッグチャーム、フィギュアなど色んなアイテムが次々登場しました。
特に「ブラインドボックス形式」(中身が開けるまでわからない仕組み)がコレクター心をくすぐって、世界中で大ブームになったんです。
さらにBLACKPINKのリサやリアーナ、デヴィッド・ベッカムなどの有名人がSNSにラブブを載せて話題に。
ファッションアイテムのような扱いになって、ただのおもちゃではなくカルチャーの象徴になりました。
中国本土では、2024年にぬいぐるみ系商品の売上が前年比で1,289%も増えて、まさに爆発的な人気ぶり。
日本でもZ世代を中心に注目され、韓国や欧米でもコレクターが増えています。
こうしたキャラクターデザインのユニークさ、SNSでの拡散やセレブの着用といったマーケティング、そして数量限定の希少性が重なって、ラブブは一気に世界的トレンドになったんですね。
ラブブがプレミア化の理由と高騰する価格事情

写真はイメージです。
人気が高まるにつれて、ラブブは転売市場で定価の何倍にもなってしまうことが増えています。
たとえば中国では、本来の定価が約584人民元(日本円で1万1,600円くらい)のものが、1,000〜2,000人民元で取引されることもあるそうです。
さらにオークションやフリマアプリでは、限定シリーズやイベント限定のモデルがさらに跳ね上がって、定価の5倍以上になるのも珍しくありません。
2025年6月には、世界でひとつしかないミントグリーンの特大ラブブ(高さ131cm)がオークションで108万元(約2,170万円!)で落札されたそうですよ。
ニュースにもなって、世界中のメディアで報じられました。
ここまで高額になるのは、ラブブがただのキャラクターグッズを超えて「アートトイ」や「投資対象」と見られているからなんです。
実際、投資目的で買う人も増えていて、希少なラブブは株やNFTのように「資産」と考える人もいるんですよね。
店頭では入荷してもすぐに売り切れ。
整理券を配っても即完売で、SNSでは「買えなかった…」という投稿がたくさん見られます。
中国では転売目的で大量に仕入れようとした人が税関で摘発されたこともありました。
オンライン販売でもアクセスが集中してサーバーが落ちることもあって、ますます入手困難に。
それがまたプレミア価格を押し上げているんです。
つまり、ラブブがプレミア化しているのは「希少性」だけじゃなくて、話題性やメディアでの露出、世界的なトレンドが合わさった結果なんですね。
まさに“現象”といってもいいと思います。
ラブブの偽物を回避し安全に購入するためのコツ

人気が高まるにつれて、残念ながら偽物や模造品も急速に増えています。
最近の偽物はとても巧妙で、見た目は本物そっくり。
でもタグの印刷や縫製、素材の質感をよーく見ると違いがあります。
縫い目の粗さ、プリントの色味のズレ、パッケージの紙質や光沢など、細かいところに注意しないといけません。
さらに、偽物なのに正規品っぽくQRコードやバーコードがついていることもあります。
読み込んでも公式サイトにつながらない、コード自体が読み取れない…そんな場合は要注意です。
特にフリマアプリや転売サイトはリスクが大きいんです。
出品者が悪気なく偽物を売っている場合もあるので気をつけたいですね。
海外のオークションやSNS経由で個人輸入すると、関税や返品不可のトラブルが起きることもあります。
実際、商品が届かないとか、写真と全然違う粗悪品が届いたなんて被害も出ています。
安全に購入するための主なポイント
公式ルートを利用する
いちばん安心なのはPOP MART公式オンラインストアや直営店、認定ショップから買うことです。
限定品も抽選販売が多いので、こまめにチェックするといいですよ。
価格と出品者をよく見る
相場より極端に安いものは怪しいです。
プロフィールが曖昧だったり、取引実績が少なすぎるアカウントも注意してくださいね。
レビューを確認
購入前にショップや出品者のレビューを見ましょう。
「タグの印刷が雑だった」「シリアル番号がなかった」など、過去の購入者の声は貴重な情報になります。
細部をチェック
パッケージの印刷、縫製の丁寧さ、布地の質感、付属品の有無などを細かく確認。
安っぽさやほつれがあれば偽物の可能性があります。
QRコードがちゃんと公式サイトにつながるか試すのもおすすめです。
再入荷を待つ勇気
欲しくても転売に手を出さず、公式の再販や再入荷を待つのが一番安全です。
SNSやアプリの通知設定をしておけば見逃しにくいですよ。
専門家やファンコミュニティに相談
コレクター仲間に聞いてみるのも有効です。
経験豊富なファンが、偽物の見分け方を教えてくれることもあります。
こうしたポイントを押さえておけば、偽物にだまされるリスクを減らしつつ、安心してコレクションを楽しめると思います。
焦らず慎重に行動することが大事ですね。
SnowManも持っていたとSNSで拡散!アイドルとの関わりと話題性

写真はイメージです。
日本でラブブが注目されている理由のひとつは、芸能人やアイドルの影響です。
特にジャニーズの人気グループ・SnowManのメンバーが、バッグにラブブをつけていた写真がSNSで拡散されて、ファンの間で大きな話題になりました。
テレビや雑誌で公式に持っていたわけではないのに、SNSでの写真だけで「同じのが欲しい!」と盛り上がったんです。
リアーナやベッカムもラブブを取り入れていると話題になりましたし、BLACKPINKのリサはラブブのフィギュアやぬいぐるみをコレクションしていることで有名です。
アイドルやセレブが使うと、その人のファッションやライフスタイルに憧れて「私も欲しい!」という気持ちになるんですよね。
SnowManは特に若い世代への影響力が強いので、ラブブの認知度アップや購買意欲を刺激する大きなきっかけになったと思います。
SNSの拡散力もすごくて、数時間で数万の「いいね」がつくこともあります。
公式コラボじゃなくても、自然に注目が集まるのが面白いところです。
こうしたカルチャーとの結びつきによって、ラブブは単なる「かわいいキャラ」から「憧れのアイテム」に格上げされているんですね。
今後もSnowManに続いて、ほかのアイドルや俳優が持つことで、さらに人気が広がるかもしれません。
まとめ
ラブブ(LABUBU)は、ユニークな“ブサカワ”デザインとマーケティングのうまさ、そしてセレブやアイドルの影響力が重なって、世界的なトレンドになりました。
プレミア化によって「持っていること自体がステータス」になっている一方で、偽物や転売のリスクもあるので、公式ルートで買うことが大切です。
SnowManや海外セレブの影響もあって、ラブブはキャラクターグッズの枠を超えてカルチャーアイコンになっています。
今後もSNSやメディアでの露出が続けば、さらに人気が高まっていくでしょう。
安心して自分だけのラブブを手に入れて、その魅力を楽しんでみてくださいね。