かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会は、九州最大級の約15,000発の花火が桜島と錦江湾を背景に打ち上がる、夏の風物詩です。
今回はサマーナイト大花火大会の花火の穴場スポットとして一番多く名前の上がる「与次郎」が本当に花火がよく見える穴場スポットなのか?実際に足を運んでみました。
花火会場から少し離れた海岸沿いで、混雑を避けながらゆったり楽しめるという口コミを参考にした場所選び。
穴場 与次郎でのサマーナイトの花火の見え方はどうだったのか、雰囲気や実際の感想を、調査と体験を交えてわかりやすくまとめます。
与次郎ケ浜ってどんな場所?穴場の背景と事前情報

写真PhotoAC
鹿児島市中心部から程よく離れた与次郎ケ浜は、打ち上げ会場から少し距離がありますが、その分広々とした海岸で花火を楽しめる“穴場”として知られています。
建物などによる視界の遮りも少なく、防波堤越しにまっすぐ視線を通せる「与次郎ヶ浜長水路」なら、花火の全体が見えるはずという期待もありました。
ただし、花火はやや小さめに見えるとの口コミもあるので、距離感のバランスが鍵になります。
サマーナイト 穴場 与次郎に実際に行ってみた

ふぁみり庵 大海老フライとチキン南蛮定食 1,580円(税込1,738円)
当日は夜ご飯を「ふぁみり庵 はいから亭 与次郎」で食べてから花火を見ようということで早めに出発。
17時半頃に与次郎に到着しましたが、この時間帯は驚くほど静かで、車の流れもスムーズ。
落ち着いて移動できました。
18時半ごろ、「与次郎ヶ浜長水路」付近に到着。

すでに数百人ほどの人が座って場所を確保していましたが、ぎゅうぎゅう詰めという感じではなく、それぞれがゆったりとスペースをとって座っている印象です。
お弁当を広げる家族連れ、肩を並べて座るカップル、友達同士で楽しそうに話すグループなど、どこを見ても和やかで穏やかな雰囲気が漂っていました。
また、海沿いには数名の警備員さんが立っており、安全確保のための見回りや注意喚起をしている様子も。
小さなお子さんを連れた家族も多く、「これなら安心して見られる」と感じました。
人と人との距離感もちょうどよく、譲り合いながらそれぞれの時間を過ごしている光景は、日本ってやっぱりいいな〜って感じましたね😁
かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会 花火の見え方と雰囲気は?

写真はイメージです。
気になるのはやはり、「穴場」と言われる与次郎から、かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会の花火がどのくらい見えるのかという点です。
実際にその場で見てみると、会場からの距離があるため、夜空に上がる花火は一粒一粒がやや小さく、色鮮やかさは感じられるものの、迫力という点では正直物足りなさを覚えました。
この大会の魅力のひとつである音楽とシンクロした演出は、与次郎まで届くことはなく、静かに花火だけが咲いては消えるという印象。
これはこれで風情はありますが、音と振動を全身で感じたい派の方には物足りなく感じられるかもしれません。
また、打ち上げの間に「休憩」のような間隔があり、連続で次々と上がるタイプの花火大会を想像していた私は、その間がやや長く感じてしまいました。
「ぽんぽん」と続いてほしい気持ちが正直ありましたね。
そんな中、周りを見回すと、開始からしばらくして場所を移動する人の姿がちらほら。
やはり同じように見え方や距離感に満足できなかったのかもしれません。
私も思い切って歩きながら移動し、鹿児島厚生連病院の裏、ロフティ天保山公園まで足を伸ばしてみました。
そこでは、目の前にそびえるマンションが花火の視界を一部遮っており、右側のわずかな隙間からしか見えない状態。
視界は限定的でしたが、それでもその場で腰を下ろして楽しんでいる人たちがいて、「ここでも十分」と思える人もいるのだなと感じました。
私自身は、やはり花火の全体像や迫力をしっかり楽しみたいタイプなので、「次は与次郎からは見ないかもしれない」というのが正直な感想です。
ただし、混雑を避けて静かに夏の夜を過ごしたい方や、花火をBGMのようにゆったり眺めたい方には、与次郎は悪くない選択肢かもしれません。
上の動画は私が、与次郎ヶ浜長水路から鹿児島厚生連病院の裏まで歩いている途中の一段上がった堤防から撮った動画だと思います。
(ごめんなさい。記憶が定かではないですが、多分そこから撮った可能性が一番高い!そこ以外撮ってないと記憶している)
ここの海沿いの場所からです。(鹿児島厚生連病院のアイコンがあるところの海側ね)
こうしてみると結構花火が大きく見えていますね。ここで花火を見ている人がかなり多かったです。
混乱はもちろんなしでみんなで和気あいあいと見ている感じでしたよ。
早めにここの場所を取っていると良さそうと感じました。椅子などを用意するともっと良さそう。
まとめ
かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会の穴場スポットと言ったら、真っ先に名前が上がる与次郎ヶ浜。
私は与次郎のフレスポジャングルパークの前にある米盛病院に入院していたことがあって、入院室のロビーから桜島が見えるいいロケーションを知っていたので、「与次郎だとサマーナイトの花火が正面にバーンと見えるんだろうな」と期待をしていました。
けれど実際に花火が上がる方向はそこからずっと左側。
思っていた花火鑑賞とはなりませんでした。
しかし総合的に与次郎ケ浜は静かで安全、家族にも優しい穴場として魅力的な場所ではありました。
遠いとはいえ花火は見えますし、歩きながら見える場所を探すこともできます。
ただし、花火の迫力や音楽演出を重視するなら、距離の近い別スポット(例えば有料観覧席や城山展望台など)を検討した方が満足度が高いかもしれません。
与次郎はゆったりした雰囲気と家族との時間を大切にしたい方にはぴったりの場所です。
次回はぜひ、「もう少し近い場所」「音とリズムを感じられる場所」を探してみようと思います。
「こんな雰囲気で過ごしたい」と感じるなら、与次郎を検討してみてくださいね。